「かんたんエアコンリモコン」の紹介

☆「かんたんエアコンリモコン」は目が不自由な人のために作った「かんたん操作のエアコン用リモコン」です。

※目が不自由な人のために記事の内容を動画で収録していて、この記事に動画を貼り付けていますが、以下のURLから直接動画を視聴できます。
・リモコンの紹介動画:https://youtu.be/5y-ZtyMt634
・電池交換手順:https://youtu.be/nhjwgy2QeXI
・対応するメーカーと信号コードの設定:https://youtu.be/ko_NYcbLXb8

【リモコンの特徴】
・「かんたんエアコンリモコン」は音声ガイドの機能はありませんが、スイッチ操作や設定温度を音で教えてくれます。
・また操作するスイッチ類は、指で触ることでリモコンの状態がわかるようにしています。

【リモコンの形状と電池】
・リモコンのサイズは、横幅が約7.5センチ、縦の長さが約12センチ、厚みは約2センチで、高さ1.5センチのツマミが付いています。
・縦横は小さめのスマートホンと同じくらいのサイズで重さは約170グラムほどです。
・リモコンは落下などの保護のため黄色のシリコン製カバーをかぶせています。
・電池は単4電池を2本使っています。

【操作面の画像】
普及版M.jpg
【頭部の画像】
かんたんエアコンリモコン頭部m.jpg
【電池収納部の画像】
電池収納部m.jpg


【機能の概要】
・「かんたんエアコンリモコン」で操作できるのは、エアコンの運転開始と停止の操作、冷房と暖房の切り換え操作、温度調節の3つの操作です。
・風量は調節できませんが「自動風量のリモコン信号」を送るので、エアコンが適切な風量にしてくれます。

【操作スイッチ類】
・操作のためのスイッチ類は、
・エアコン運転開始と停止のための「レバースイッチ」が一つ。
・冷房と暖房を切り換えるための「スライドスイッチ」が一つ。
・温度を調節するための「回転ツマミ」が一つ。
・温度を確認・決定するための「押しボタンスイッチ」が一つ。
の、三つのスイッチと、一つの回転ツマミの合計四つのスイッチ類があります。

【スイッチ別の機能説明】
о運転開始と停止のためのレバースイッチは左上にあります。
・このレバーが下に倒れていれば「エアコン停止中」、上に倒れていれば「エアコン運転中」と、指で触れることで運転状態がわかります。
・レバーを上に倒してエアコンを運転開始すると「ピ・ピ」「プ」か「ピ・ピ」「ピ」と鳴ります。
・どちらの音も最初の「ピ・ピ」は運転開始のリモコン信号を送ったことの音で、続く音が「プ」の低い音のときは「冷房運転」、「ピ」の高い音のときは「暖房運転」であることを教えてくれます。
・レバーを下に倒してエアコンを運転停止すると「ピー」と永く鳴って、運転停止のリモコン信号を送ったことを教えてくれます。

о冷房と暖房を切り換えるためのスライドスイッチは右上にあります。
・エアコン運転停止中はスライドスイッチを操作してもリモコン信号を送らずに運転モードだけ切り換わります。
・運転停止中に、スライドスイッチの突起を下にスライドすると「プ」と低い音が鳴って「冷房」に、上にスライドすると「ピ」と高い音が鳴って「暖房」の運転モードになったことを教えてくれます。
・運転中にこのスイッチを切り換えると「ピ・ピ」のリモコン信号を送った音に続いて「冷房」なら「ポ」と低い音が、「暖房」なら「ピ」と高い音が鳴り運転が切り換わります。

о温度を調節するための回転ツマミは中央付近にある1.5センチほど飛び出たツマミで「温度調節ツマミ」です。
・「温度調節ツマミ」は一番左に回した位置の温度が18℃で、一番右に回した位置の温度が30℃です。
・「温度調節ツマミ」には突起があり、この突起に指を添えて、ケース側にある20℃と25℃の二つのガイド突起を目安にツマミを回すことで、希望する温度にセットすることができます。

о温度を確認・決定するための押しボタンスイッチは「温度調節ツマミ」のすぐ上にある赤色の「温度確認・決定」押しボタンスイッチです。
・このボタンは押す時間の永さで実行内容が変わります。
・エアコン停止中はボタンを押す時間の永さに関係なく「トン」と短く押しても「ツー」と永く押しても「温度調節ツマミ」でセットした温度を音の鳴る回数で教えてくれます。
・「温度調節ツマミ」の位置が25℃のときにこの押しボタンスイッチを押せば「ププ、プ・プ・プ・プ・プ」と最初に2回鳴り、続けて5回鳴って25℃だと、温度の位別に音を鳴らし「温度調節ツマミ」の温度を教えてくれます。
・20℃ちょうどや30℃ちょうどの場合は「ププ」「プププ」だけの音で教えてくれます。
・エアコン運転中は「トン」と短く押すと、同じように運転中の温度を音の鳴る回数で教えてくれます。
・「ツー」と永く押すと「温度調節ツマミ」でセットした温度を決定して、「ピ・ピ」と鳴り温度設定のリモコン信号を送ります。

оエアコン運転中の温度変更操作。
・運転中に現在の冷房の25℃では暑いので運転温度を20℃に下げたいときは「温度調節ツマミ」を20℃のガイド突起付近に回します。
・セットした温度を確認するため「温度確認・決定」ボタンを「トン」と短く押すと、「ププ」「ブブブ」「ププ、プ・プ・プ・プ・プ」と鳴ります。
・最初に鳴る「ププ」は「温度調節ツマミ」の位置が20℃であることを、続く「ブブブ」は運転中の温度と「温度調節ツマミ」の位置が違うことの「注意喚起の音」で、最後の「ププ、プ・プ・プ・プ・プ」は現在の運転温度が25℃だと教えてくれます。
・最初の音の回数で設定する温度が20℃だと確認できたら「温度確認・決定」ボタンを「ツー」と永く押し温度を決定すると、「ピピ」と鳴って温度変更のリモコン信号を送ったことを教えてくれます。
・温度が20℃になったか確認のため「温度確認・決定」ボタンを「トン」と短く押すと、「ププ」と鳴って20℃になったことを教えてくれます。

оこの「ブブブ」の音の補足説明です。
・エアコンに付属のリモコンでは表示窓に運転温度が表示されているので温度は見ればわかりますが、かんたんエアコンリモコンには表示窓がありません。
・このため運転開始時の温度を忘れてしまったときには「温度確認・決定」ボタンを押すことで、運転中の温度を確認します。
・このときに運転を開始したあとに「温度調節ツマミ」に触れてしまい回ってしまった場合のことを考えて、運転中の温度と「温度調節ツマミ」の温度が違うことをブブブで教えるようにしています。
・温度を変えるときもブブブは鳴りますが、このことを知っていれば問題ありません


о以上が「かんたんエアコンリモコン」の機能紹介です。
о「かんたんエアコンリモコン」で操作できるのは「冷房」と「暖房」だけですが、目が不自由な人に「かんたんな操作で便利なリモコン」であればいいなと考えています。

【その他】
о「かんたんエアコンリモコン」は、ELPA社の「RC-AC38リモコン」の信号を解析してマイコンにプログラムした「エアコンメーカーごとのリモコン」で、国内16社のエアコンに対応しています。
оまた同じエアコンメーカーでも機種などで異なるリモコン信号も切り換えられるようにしています。
оRC-AC38リモコンで風量は「自動」をセットできますが、上下・左右の風向は「自動」にセットできなかったり風向のセット自体ができないメーカーや機種もあり、使用するエアコンでどのような動作になるのかは確認できていません。
о確実な動作を実現するためにはエアコンに付属のリモコンの信号を解析しプログラムに反映する必要があります。
о小さいものを見るのが苦手な視覚に障がいがある友人のウルトラMさん用に作った「かんたんエアコンリモコン‐M」の紹介記事は こちら です。

【リモコンの紹介動画】



【電池の交換】
о「かんたんエアコンリモコン」はエアコンに付属のリモコンより電池の消耗が多いため、リモコンの使用頻度にもよりますが電池の持ちは短い場合3カ月程度と試算しています。
・電池が少なくなると音が小さくなったり鳴らなくなったりします。
・音が鳴らなくなってもリモコン信号は送られることもあり、エアコンが反応することもありますが、音が小さくなったり鳴らなくなったら電池交換が必要です。

・リモコンは黄色のシリコンカバーをかぶせているのでまずはカバーからリモコン本体を抜き取ります。
・このとき必ず下側から抜き取ります。
・カバーは伸びるので、下の右端を引っ張って伸ばしながら下にずらせば右側が抜けます。
・同じように下の左端を引っ張ってずらせば下の部分が抜けるので、リモコン本体を持ってカバーから抜き取ります。
・カバーは上側を触ると開いているのでカバーのうえしたがわかります。
・リモコンを左手で持って右手で裏返すと、下から3センチほどの真ん中に窪みがあるので、右手の親指や人差し指で窪みを押しながら下側に下げるとロックが外れて電池カバーが取り外せます。
・リモコンの電池収納部には2本の単4電池がセットされています。
・下の電池は左側がプラスで上の電池は右側がプラスです。
・電池のプラス側に爪をかけて引けば電池は抜けます。
・電池を入れるときはバネになっている方のマイナスを確認してマイナス側から電池を差し込み、プラス側をきちんと押し込みます。
・電池カバーはリモコン本体の下側から滑りガイドに合わせて上に滑らせて「カチッ」と音がすればカバーがロックされます。
・シリコンカバーは開いている方を上側にして左手で持ち、右手でリモコンの上側からカバーに差し込んだら、カバーの下側を伸ばしながらカバーの中に本体を収めます。

【電池交換の解説動画】



【対応するメーカーと信号コードの設定】
о「かんたんエアコンリモコン」が対応するエアコンメーカーは、
・ダイキン
・シャープ
・長府
・パナソニック
・日立
・サンヨー
・ハイセンス
・富士通ゼネラル
・東芝
・コロナ
・アイリスオーヤマ
・三菱電機
・三菱重工
・フナイ
・LGエレクトロニクス
・フィフティ
の16社です。
・「かんたんエアコンリモコン」は「エアコンメーカーごとのリモコン」ですが、同じエアコンメーカーでもエアコンの型式や製造時期などによりリモコンの信号が違うことがあるため、「信号コード」が設定できるようにしています。
・使用するエアコンで「かんたんエアコンリモコン」が使えるようにするためには、最初に「信号コード」の設定が必要です。
・ダイキン製エアコンで使える「かんたんエアコンリモコン」では5つの「信号コード」が設定できます。
・「信号コード」は「温度調節ツマミ」の位置で設定します。
・「信号コード1」は「温度調節ツマミ」を一番左に回した18℃の位置になります。
・「信号コード5」は「温度調節ツマミ」が22℃の位置になります。
・「信号コード1」に設定するときはエアコンが「運転停止の状態」で「温度調節ツマミ」を18℃の位置にして、「温度確認・決定」ボタンを押し続けると18℃なので「1・8」の音が鳴り、音が鳴り終わってもボタンを押したままで、左上のレバースイッチを上に倒すと「プ」と1回音が鳴るので、ボタンを離してレバースイッチを下に倒し設定操作を終了します。
・鳴った音の回数は設定した「信号コード」で、音の回数が1回なら「信号コード1」に設定されたことがわかります。
・「信号コード」が設定できたらリモコンの「冷房/暖房切り換えスイッチ」で冷房や暖房を選び「温度調節ツマミ」で温度をセットして、リモコンをエアコンに向けて左上のレバースイッチを上に倒しエアコン運転開始のリモコン信号を送ります。
・このときリモコンから鳴る運転開始の音とは別に、エアコン本体から運転開始の音が鳴れば「設定した信号コード」でエアコンは操作できるはずです。
・確認のため「かんたんエアコンリモコン」で温度変更や冷房と暖房の切り換えの操作をしてエアコンが正しく動作すれば、「設定した信号コード」でエアコンの操作ができることが確定します。
・エアコンが反応しなければ別の「信号コード」を設定する必要があります。
・エアコンが反応するまで「温度調節ツマミ」の位置を変えて「信号コード設定」の操作を繰り返します。
・「温度調節ツマミ」を「設定できる信号コード以外の位置」にして設定操作をすると、「ブブブ」と鳴って無効な操作であることを教えてくれます。
・無効な操作をした場合の「信号コード」は「最後に設定した有効な信号コード」のままになります。
・設定した「信号コード」は電池交換で電池を抜いても変わりません。
・設定できる全部の「信号コード」を設定してもエアコンが反応しない場合「かんたんエアコンリモコン」は使えません。
・これはリモコン信号の解析に使ったELPA社の「RC-AC38リモコン」に適合しないエアコンの場合なので、「かんたんエアコンリモコン」が使えるようにするためには、エアコンに付属しているリモコンの信号を解析して「かんたんエアコンリモコン」のプログラムを変える必要があります。

【対応するメーカーと信号コードの設定解説動画】



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